電線の豆知識

種類 

単線
屋内配線はVVFケーブル3芯か2芯の単芯電線 色は黒 白 赤 太さは 1.6mm 2mm  (2.6mm 3.2mm普通の家では使わない)

複線
電化製品に付いてる電線細い線をビニルで包んだもの
VSF KV KIV等種類はものすごくたくさんあります アマチュアで使うのはVSF KV電線が多いです
複線は断面積で表示SQ(スケア)です 0.75SQ 1.25SQ 2SQ 3.5SQ 5.5SQ 8SQ 14SQ 22SQ 38SQ  60SQ と規則性の無い表示です普通の人にはどうでもよいことですね


屋内配線は黒白赤になってます、色には意味があります黒はホット側、白はコールド側、赤は送り、アース側、配線する時は色を見て間違いの無いようコンセント、蛍光灯に配線します
コンセントを良く見ると穴の大きさが違います穴の長い方(左)がコールド(-)白で配線、短い方(右)ホット(+)黒で配線されてますコールド側はアースに落ちてます
但しいんちき電気工事屋は配線するとこのようにはなってませんので注意が必要です
ためしにテスターをAC電圧モードに赤リードをコンセント左側挿しもう片方リード素手で持ってください感電はしません0Vを示します反対に右側に挿入して測定してください電圧がでればあなたの家は正常な配線がして有ります

工場の場合は配線の色が違って来ます
電気の種類が違います、工場はAC200V3相3線式となります簡単に説明すると3本線各線に電圧が掛かっています、特にモーターなどを動かす為使用します利点は単相に比べ電流が少なくてすみます(電線が細くてすみます、特殊なモーターになりますと6600Vのモーターもあります
普通の工場では200Vです

線色は赤白青緑を使用しますケーブル(4本が1本にまとまった電線は赤白黒緑)緑は必ずアースに使います、モーターの端子には赤白青で接続するとモーターの後ろ(軸の無い方)から見てじくが時計方向右回り(正転)で回転します、
機械によっては回転を左回りにしたい時は3本のうち2本を入れ替えると左回りになります

4本より多い電線
普通1本より多い電線はケーブルと言い、色の順番も決まっています黒白赤緑黄茶青灰橙までは日本のメーカーであれば同じですもっと多芯になると各メーカー独自で付けてます
15芯以上は色の変わりに1からの連番が付いています
なぜ色が付いている理由は工事する時に誤接続を防ぐ為です出側と受け側で同じ色を接続すれば間違いなく繋ぐ事が出来ますですから、
電気工事屋は色の順番を覚えております後は図面を見て何処へ接続するかを確認するだけです

配線の方法
特殊な配線は別ですが必ず圧着端子を使い配線します、色の順番も上記の順番で配線しますが緑だけは接続しない事があります、各客先の規定が有って緑線はアースに使用しないと決めてる所では使いません
理由は誤配線による漏電を防ぐ為です、漏電すると最悪工場内の電源が遮断してしまいます

以上は工場の配線ですが
電話配線となると又違ってきます
青白茶黒黄白茶黒緑白茶黒赤白茶黒紫白茶黒と4本ごとに色リボンが付いていて必ずペアで使用します、理由は電話は必ず1対2本使用するからです、よく電話工事で電信柱の上で仕事をしてるのを見ませんか
あれは各個に分ける仕事をしてるのです200対ですと400本の半田付けをしてるのです、大変ですね

キュービクルの配線
普通 黄色のIV線を使った物を見かけます電線の太さも200SQ 150SQ 100SQもっと電流が大きくなると銅バーを使用します 
一番分かりやすいのが一般の家庭に来ている柱上トランスの配線を見て下さいキュービクルはトランスが普通2個入ってます コンビになんかは1個です、細い線が一番上の線とつながってます各家庭行ってる線が3本出てます

他の配線は経験が無いので分かりません