マイクロバートアンテナの製作
80mバンドのアンテナを張る場所が無いので作ってみました
このままの寸法で作ればそこそこのものが出来ますがコイルカバーは特殊加工して有りますのでホームセンターに売っている異径ニップルでは合いませんのでご注意下さい
無しでも動作します、調整が終わったら自己融着テープで絶縁しビニルテープを巻けばOKです
材料の確認
アルミパイプ 22φ1m 1本
アルミパイプ 25φ1m 1本
アンテナ用ポール VP25 50Cm 1本
ラジアル用同軸ケーブル 5D2V 10m
チョーク用同軸ケーブル 3D2V 1.2m
コイルポリウレタン線 1mm 8m
RFチョーク トロイダルコアーFT240-43相当品 1個
チョークコイルボックス 1個
Mコネクター 雄 2個
Mコネクター メス 角 作り付け 1個
Mコネクター メス 丸 2個
他 雑材 1式
部品が一つ抜けてました
穴の位置を確認し塩ビパイプに挿入する
穴の位置を合わせM4ビスをナット締めする
コイル
巻き数 38回
実測インダクタンス26.968μH
巻き過ぎるとラジエータの調整時短くなります
上記で短部680mmです(7.01MHz)
SSBでQRVされる方は(周波数が上がるので)短く調整
あくまでも目安ですのでカットアドトライでお願いします
圧着端子にポリウレタン線を半田付け
コイルをビニルテープで巻いても良いでしょう
巻き終わりを塩ビ管に挿入する
注意 順番を間違えるとやり直しになるので注意して下さい
下からコイルカバーを挿入する
エナメル線を10センチ位出す
ポリウレタンの被覆をカッターかサンドペーパーで取る
同軸コネクターから出ている錫メッキ線と半田付けする
余分な線は塩ビパイプの中(本体側)に挿入する
コネクター部は水が溜まると錆びて線が切れますので充分にコーキングして下さい
最初にコイルを止めてあるM4ビスを外す(コイルカバーを取付けるため)
上からコイル保護カバーを挿入しM4ビスを止める
部材がアルミなので無駄な傷が付くから
調整時は軽く止め調整後しっかり締める
すべて調整が終わったら防水キャップを取付ける
バランの巻き方6回巻いて反対側も6回巻く
バランは巻いておきました
ジャンクションBOX両端にメスMコネクターを取付同軸ケーブル3D2Vを半田付けする
コイルカバー部分及び止金具の取付方
完成詳細が分かる様大画面にしました
ダクターを取付ける時は必ず軍手か手袋をして下さい
バリに注意して取付けて下さい
ダクターはメッキして有りますが切り口はしてありませんので(錆びます)ペンキで
塗装して下さい
アンテナの取付けアンテナ側はDC31DC28で取り付ける
支柱側は合うダクタークリップをホームセンターで買って下さい
ラジアルは8.3mに切って両端にMコネクターオスを付けて半田仕上げして下さい
調整
SWR計及びアンテナアナラーザーと使用法が分かってるいる事を前提とします
送信機の電力を最低にしてAMモードかCWモードでキャリアーを出しSWRを測定し
同調周波数をずらしどちら側に寄っているか調べ下がっている時は
ラジエター(アルミパイプ)を短くし、反対に上がっている時は長くする
上記調整を行いQRVしたい周波数に同調させる、止め金具を締め防水コーキングする
注意
ラジアルは物に接触させるとSWR及び同調点が変化しますので注意願います
同調点及びSWRがずれますので調整してからラジアルを移動しないで下さい
構造が防水構造になっていませんのでパイプのつなぎ目及びコイルカバーを
水が入らない様コーキーング材で固め下さい
コイル線が銅線ですので緑青が出きすぐに切れますので特に注意願います。
参考
コイルの巻数を176回にしラジアルを16.6mにすると3.5MHzで国内QSOが出来ました勿論他のバンドでもQRV出来ます挑戦してみて下さい
(7MHz以上だと同長でフルサイズダイポールが張れますので余り意味が無いかもしれません)
3.5MHz MVアンテナの欠点
ラジアルが16.6mmと長いので風が吹くと振れてSWRが変化する(多分聞き側はQSBになっている)