手動式AH4制御器の使い方
   
 製作時AH-3で作ったのでAH-4と少し異なる所があります
 ICOM以外のリグに対応させるには、いくつか手順を踏まないとリグ、AH4を壊すことになるので順番をきちっと覚えて下さい
  重ねて言いますがこの機器を使ってAH4に不具合が発生しても自己責任で行って下さい,
  各機種で簡単にキャリアを出す方法は有ると思いますので各種取説を見て簡単な方法で行って下さい。

  順操作準備

  1. 制御電源はDC13.8V(リグの電源と同じ)電源容量は2A以上でないと正常にAH4が働きません
  2. 特に注意電源コネクタが市販品の簡易型の1A程度の電源は絶対に使わないで下さい、スイッチング電源ですの負荷が重くなると電源にノイズが乗り誤動作します
  3. 電力を低くするのを忘れた場合にAH4専用ポートにしておけばご操作が防げるので、リグのアンテナコネクターが2系統有りましたらアンテナ2にAH4専用にして下さい
  4. 1ポートでしたら間違えて10W以上の出力をAH4にかけたら故障することを肝に銘じて操作して下さい

 操作方法

  1. 本機の電源を運用中は入れたままにして下さい、電源を切るとAH4の電源が切れるのでチューニングが取れません
  2. QRVするバンドに切り替え
  3. 出力電力を10Wから5Wに設定これ以上にすると故障の原因になります,AH-4が動作しません、実際は同調を取る動作を行いません
  4. モードをCWモードに設定
  5. 電鍵がつながっていれば電鍵に並列に本機出力K1K2のラインをつなぐ、電鍵がなければ電鍵ジャック(3極ステレオジャックジャック付きステレオコード100金で売ってます)を取説の指示にしたがって接続
  6. 本機の上のトグルスイッチを上に上げる(設定した電力で電波がでています
  7. スタートボタンを押してLEDが点灯したら押すのをやめる。
  8. チューニングが取れればLEDは消灯します、長い時間掛かって消灯するのはマッチングが取れない時ですのでアンテナの長さを変えない限りそのバンドでの運用は出来ません
  9. チューニングが取れればリグに付いているSWRメーターが下がります程度はマッチング度によりますので各自が判断して下さい
  10. SWRが下がったのを確認したら徐々にパワーを上げ上側のスイッチを上げ送信してもSWRが大きく上がらないのを確認(但しパワー上げればSWRも多少上がりますが1.5以下で有ればOKそのままでチューニングを取らないこと)
  11. SWRが運用範囲以内であれば各自のQRVしたいモードに切替徐々に電力を上げてQRV


要注意  バンドを切替えたらチューニングはリセットされるので同じ動作を必ず行なうこと、そのまま電波を出すとAH4が故障します
       リグとのインターフェースケーブルにはパッチンコアーをかませて下さい、当局回り込みで2回ほどキー入力が壊れました、メーカー修理で注意書きにコモンモードフィルターを入れて下さいと有りました。

ケンウッドTS590,TS890の簡単動作
両機種であればPA Aに204を設定し当装置のTXONを使わずにPF Aを押せば10Wの主力が出ますのでそれを見てAH4の起動ボタンを押せば安全に動作させることが出来ますチューニングが取れたらもう一度PF Aを押せば受信状態になります
パラメーターの設定
MENUキーを押す
パラメータ-79を呼出す 
MULTIを回して204を入れるとAF AがTX TUNE動作する
TS590取説TXチューニングを良く読んで~動作させて下さい初期設定値は10W ですがこの機能を使って出力を上げたらその設定出力で出ますので気を付けて下さい
TS890は同様に設定すれば動作します、但しパラメーターは違います

他社でも最近のリグは同様なシステムが有ると思いますの調べてみて下さい