VCHアンテナの製作

垂直系のアンテナで調整が簡単、場所も取らないので非常に使い易いです

使用部品
塩ビ水道管           VP60  1m       ホームセンター
塩ビ VUキャップ        50   2個       ホームセンター
陸軍端子                 5個        電気パーツ屋ステンボルトで代用でも可
自在ブッシング        ヘルマンタイトン     ホームセンター無いかも?
トロイダルコア        型番忘れました
電線              径1mm程度ホルマリッツ線 何でも可
ビニル電線          VSF1.25SQ 2SQ太い方が耐久性があります
わに口クリップ              1個

製作

パイプを図面参考で作り穴あけ

自在ブッシングをVP60直径を6等分し両面テープで1回転で1ピッチずれる様貼る

コイルを引っ張りながら巻く

両端に有った区端子を取り付け陸軍端子に接続する

VUキャップを巻いたコイルの両端に接着材を付けて組立てる

VCHアンテナの調整

注意
いかなる事態になってもいかなる責任は持ちませんので自己責任で調整して下さい
製品は防水では有りません
分解は出来ません接着してあります
改造は自己責任でして下さい

7MHz用コイル



エレメント一式

黒2SQ 1.35m      1本
黒2SQ 3.4m       1本
緑2SQ 5.2m       2本
黒2SQループ 22cm  1本


マッチングボックス


アンテナの調整方法
部品一式

釣竿をいっぱいに伸ばし立てた時に下がらないか確実に確認して下さい


コイルを先から途中まで通して下さい

釣竿の先に黒のチューブが被った端子をビニールテープで外れ無い様に巻きつけて下さい

反対側の端子を黒の陸軍端子にループコイル(クリップが付いた線)と同時に接続して下さい


コイルの下側の赤の端子台赤のチューブが被った端子を接続して下さい



反対側の端子はマッチングボックスの赤端子に接続

緑の線を2箇所緑端子に接続して一直線に伸ばして下さいこの方法が一番良い結果が得られました
どうしても下がらないのであれば少しずつマッチングボックスの方へ同量だけ引き寄せるか
向きを替えるかカットアンドトライでお願いします
ロケーションによっても変化します



送信機の出力を最低にして下さい(最初はどこが同調点か分からないので)
送信機からの同軸をSWR計の送信機側に接続、アンテナのマッチングボックスからの同軸をSWR計のアンテナ側に接続、ショートをはずしたまま電話の方はAMで(CWの方は電信で)電波を出しSWRを見て下さい高いままのはずです、

注意
5秒以上出さないで下さい送信機が壊れます
SWR計の取り扱いはマスターしてると言う設定でお話してます
分からない方は送信機が壊れますのでSWR計をマスターしてからにして下さい

注意 
調整中電波発射中は電線に触らないで下さい感電します
アンテナが倒れて人に当たっても困りますから
ギャラリーに注意して下さい保証問題になります

大体写真位の同調周波数です
ターンコイルを下げSWR計を見るこれの繰り返しです、同調点に近ずくと徐々に1に近くなり
今度は徐々に上がりはじめます、この一番下がったところが同調点です
1.5以上であれば今度はラジアルを左右に移動させ低い所を探って下さい
オープンで7MHzより少し下の周波数です(下から29回から32回の間に必ず有ります)
ターンクリップを上から徐々に下げて行てSWRが下がる所を見つけ下さい
1.5以下になればOKです(1にはなかなかなりません)
同調したら送信機の出力をあげQRVして下さい。
この調整は単一でSSBでQSYの量が多いとアンテナチューナーを使用するのも方法ですが本来意味がありません(送信機とチューナーのインピーダンスをマッチングさせるだけです)
メーカーの単一ホイップより良く飛びます(私の経験地上高が少しかせげるからかな)
聞こえている局とは交信できます出来ない時は相手がへぼなだけですので気にしないで下さい


エレメントを竿に捲き付けると同調周波数が下がります、風のある時は捲き付けるのも良いでしょう
エレメントが少し揺れただけでSWRは変化します、天候にも左右されます防水ではないので雨の日はやめたほうが良いです、風の強い日もモービル状態(QSB)になりますのでやめた方が良いです、
ラジアルも同じで張る位置によって変わります
先端のエレメントを切り詰めて調整する方法(同調点の確認でSWRを下げるのでありません)もありますがSWR計だけでは同調点を見つけるのが
難しいのでやめたほうが良いでしょう、どうしてもやるのであれば自己責任でお願いします
参考までに下側のエレメントは多少切っても周波数はあまり変わりません


クリップを挟む位置は写真の様に挟む上側(上下を挟んでもOKです)

備考
1 32回巻きの理由
 原典はJP6VCH松本真一郎 氏が設計しCQ誌2008年5月号に発表されたものですが
 コイルは30回巻きですが、製作した結果7MHzには同調しませんでしたよってマージン1割取って
 32回巻きにしました
2 ループコイル
 
私にはただのショートバーにしか見えません(理屈は分かりません)
3 性能
 ダイポールアンテナと聞き比べをするとSが1から2下がりますが
 移動現場でダイポールを張るよりかはコンパクトに出来ます。
 同調点、SWRの調整が非常に簡単に出来るのが便利です
 当局は移動運用で使用しておりますが運用には不便を感じません(本当はフルサイズのダイポールが良いのですが)
 いろいろ切ったり継ぎ足しして変わった事が有りましたらここで紹介いたします
4 改良したい点
 使用してるとクリップが外れるのでコイルを曲げてタップを作りましたが曲げた分長くなったので
 同調点が変わってしまいました
 イボタップを付けてやってみます

参考使用例